私たち大阪民医連は、すべての国民がお金のあるなしで差別されることなく医療・介護を利用できることをめざしています。民医連の職員はその理念に共感し、ここで働いていることを誇りに思っています。
日本国憲法第25条2項では国の社会的使命として「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」としていますが政府はこの規定を守っていません。保険料の高さ、そしてサービスを利用するときの窓口負担金の高さはお金のない人の利用を妨げています。そして現在政府が進めている歳出削減を口実にした構造改革は命に対する差別を一層強くするものです。
今すすめられている憲法9条の「改正」の動きは軍事大国化への道であるとともに、医療・介護をはじめとする社会保障切捨ての道です。日本国憲法は日本が先の戦争でアジアの人民を大量に殺戮したことを反省し、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」戦争と戦力を放棄することを高らかに宣言しています。これを変えることは、日本を「戦争をする国」に戻すことです。東アジアの諸国民に不安と怒りを燃え上がらせ、緊張を高めます。「戦争をする国」になると軍事力強化がすすめられます。軍事力強化は「大砲かバターか」のたとえがあるように社会保障を切り捨てます。私たちは「憲法改正」の動きに反対します。
憲法の条文を医療・介護に生かすために力を合わせましょう。「この憲法が保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」(憲法第12条)民医連の存在意義は無差別平等の医療を実践することにあります。それが実行できる社会的条件を確保するために不断の努力をし続ける決意です。